クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア
監 督
 マイケル・ライナー
脚 本
 アン・ライス
キャスト
 スチュワート・タウンゼント
 マーガリート・モロー
 アリーヤ
備  考
 2002年 アメリカ映画 102分
評  価
 ★★☆☆☆

アリーヤの存在感は他の出演者を寄せ付けないほどだった。
さすがカリスマ。




 94年の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の第2章というこの映画、前作のヴァンパイア「レスタト」が主人公である。

 100年の眠りから現代のロックの退廃的なリズムによって揺り起こされたレスタト。
 彼は音楽(ロック)を利用し人間にとってのカリスマになろうと、ヴァンパイア種族にとってのタブー、表舞台に登場し瞬く間にロックスターへ。
 そして、闇にうご めく他のヴァンパイアを挑発していった。
 しかし、彼の挑発はヴァンパイアの起源ともいうべき最も邪悪な古代エジプトの女王アカーシャまで呼び覚ましてしまうことに …。
 とまあ、出だしはこういった感じである。

 前作でのレスタトは謎に満ちていたが、今作ではレスタトのヴァンパイアとしての起源と苦悩と人間愛? が描かれていて、より人間的になっている。
 永遠の命と美貌を手にする代わりに、永遠と続く孤独と闘わなくてはならないレスタトの苦悩が分かったような気がする。
 が、しかし、レスタト役のスチュワート・タウンゼントが青臭く感じてしまうのは、前作のレスタトの存在感があまりに圧倒していた為なのか…?
  前作でのレスタト役がトム・クルーズだった時はゲギョっと思ったが、今思えばあの演技は彼の最高傑作ではないかと思うし、存在感は見事だった。
 そのせいもあってか、スチュワート・タウンゼントのレスタトは薄っぺらく感じてしまった。

 さて、存在感といえば、今作ではアリーヤ演じるアカーシャだろう。
 凄くイイ。
 人種差別ではないが、今まで黒人女性を素敵だと思ったことがない。あまりにしつこすぎて…。
 しかし、21才にしてはロリータ気味の彼女の容姿がエロティックで、どん欲で邪悪で破壊的なアカーシャという役を見事にこなしていたように思う。
 ヴァンパ イアということもあって、出演者は皆妖しくエロいのだが、はっきし言って彼女は他の出演者を喰ってたね。

 2001年彼女が22才の時に飛行機事故に遭い惜しくも他界してしまったというが、映画の最後にアリーヤに捧ぐとテロップが出たときには、 それ以前の彼女の存在など全く知らなかったにもかかわらず、軽々しくも少し胸が苦しくなりました。ギョ! ギョ!