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ううっ、しまったこんな映画を観てしまった…。というのも、何ていうか難しいのよ。映画の内容がどうのということじゃないのだけど、評価というと非常に難しい……。まぁ、評価といっても何処の誰だかわからないような者が主観的に出してるようなモノなのだけれどね。
良かったんですよ、映画は。観終わって暫くたった方がジンワリとその良さがわかってくるような映画なんですが、ホント、何て表現していいものやら…。私のボキャブラリーの範囲ではおよそ表現し尽くせないような感じなんです。
物語は、ジミー(ショーン・ペン)、デイヴ(ティム・ロビンス)、ショーン(ケヴィン・ベーコン)の3人の幼なじみが、ある日一緒に遊んでいるとデイヴだけが何者かに誘拐されてしまう。そして、その後の3人の人生にそのことが深くのしかかってくる……。手短に言えばそういった内容なんです。
脚色がいいんですよ。余分な色を極力省いたというか、変に説明じみてない。イーストウッドの映画ってそういうのが多いように思うんですが、映画の中で結論を出していないので、観客に委ねていて、そういうところが後々までこの映画のことを考えさせて忘れさせないっていう手法は良くできています。
それに、納得感もある。もし、自分が娘を殺されたジミーだったら、きっと映画と同じようにその犯人を殺したいと思うだろうし、心に傷を持ったデイヴだったら、映画と同じように過去に自分に対して向けられた行為を無視できないだろうし、警察官になったショーンだったら、犯人が誰であれ自分の職務を遂行するしかないであろうと。この映画を観ていたら、奥田民夫の「息子」を連想した。無垢な子供時代から大人になる。喜びや悲しみ、愛や葛藤、ウソや秘密、欲望や出来心、猥褻やボロ儲けの罠……。それらを経験し、たくましく生きていけと…この映画は私たちに訴えかけてさえいるのではないかと思う。……深読みしすぎ?
まぁ、3人の役者ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコンについては今更ココで書かなくても、彼らの実力は証明済みだろう。が、特にケヴィン・ベーコンのカチッとした演技は心に残った(この人最近は悪役ばっかりだったからね)。
さて、話は変わるが、ちょっと書いていて笑っちゃったことがある。監督のクリント・イーストウッド。多才な彼だが、この映画で音楽も担当していたとは! ビックリ仰天である。それから、以前、関根勤が言ってて驚いたのは、クリント・イーストウッドって身長が196センチもあるってこと。ということは、元NBA選手のチャールズ・バークレーと同じ身長だよ! いやはや面白い人である。
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