ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
監督・制作・脚本
 ピーター・ジャクソン
原 作
 J.R.R.トールキン
キャスト
 イライジャ・ウッド
 ヴィゴ・モーテンセン
 リヴ・タイラー
備  考
 2003年 アメリカ映画 201分
評  価
 ★★★★☆

よくぞ、こんな映画を世に出してくれた!


 やっと3部作揃ったね。まぁ、この映画の場合1本の長い映画と捉えてイイと思うので、「王の帰還」だけじゃなく、前作、前々作もふまえて評価したいと思います。
 アカデミー賞もそういう感じで11部門も獲ったんだと思うしね。

 感動したね。っていうのはこの作品に対してっていうよりも、この映画を撮った監督のピーター・ジャクソンに対してっていった方が正解なんだけど、よく撮ったよな。
 というかよく撮れたよな、こんな映画。よほどの情熱と忍耐と執念がなければ、なし得ないと思うよ。しかも、それを長い間維持できるなんて凄いね。脱帽である。きっと、それだけのモノを引き出させるぐらいに、この企画と自分に自信があったのだろうと思う。それに、そんなに有名でもない監督のピーター・ジャクソンの壮大な企画に賛同した制作会社ニュー・ライン・シネマの首脳陣達。彼らの度胸にも脱帽である。

 映画監督として撮りたいと思うモノを撮らせてもらえるなんて事は、実はそんなにないことなんだよね。それが、名のない人となれば尚更のことで、だからこそ、ピーター・ジャクソンがこんな、とんでもない映画を作れた所以であろう。
 観客を代表して、この三本松がお礼を言おう。よくぞ、こんな映画を世に出してくれたと。

 映画の内容はというと、実はちょっとわかってない(あらら〜!)。大元は把握しているのだけど、地理的にグジャグジャしてて誰がドコの出身だとか何の種族だとか誰の子供だとかということが、何となくしか把握してない。もう1回最初から一気に見直せば解決するんだろうけど……。でも、そんなことはどうでもいいのかも。とにかく、指輪を捨てに行けばいいのだっ!!
 CGの使い方がよかった。戦闘シーンの迫力や怪物の生々しさ。これでもかというぐらい駆使しているのだけど、いやらしくないし、とにかくこのファンタジーを楽しめた。

 キャスティングも最高だね。イライジャ・ウッドやリブ・タイラーは、雰囲気的にこの役をこなすために今まで存在していたかのようだし、ヴィゴ・モーテンセンなんて、つまんない役者だと思ってたけど、この役になりきってるし、この映画の成功はキャスティングでの成功が一役かっているんじゃないかなと思うね。

 この映画で、一番得をしたのは多分、ヴィゴ・モーテンセンだと思う。そのうちいろんな映画に引っ張りだこになると思う。だけど、危険なニオイもするんだよね。
 「ブレードランナー」で一躍有名になったルトガー・ハウワーや「プラトーン」の好演で脚光を浴びたトム・ベレンジャーのように、その後は3流映画に引っ張りだこになる……っていうニオイがプンプンするのよ。まぁ、そうならないように頑張ってね。