第5回
「関西弁を使う人達」
俺は、どうも関西弁が苦手だ。
別に関西の人が嫌いなわけではないし、関西弁自体が嫌いなわけでもない。神戸や大阪の知り合いもいる。小学生の頃はテレビで「あっちこっち丁稚」と「花の駐在さん」はかかさず観てたし、最近でもたまに「やしきたかじん」とか「上田正樹」のCDを聴いたりもする。なんつうか、変な関西弁を使う人達が苦手なのだ。

ちょっと例をあげよう。
たまに、出張のサラリーマンの人達がお客さんで来る事がある、だいたい言葉とかイントネーションで地元の人間じゃないってわかるんだが....

客A「なかなかいいとこやなぁ。いやぁ、富山は出張で初めてやねん。」

俺「はぁ、出張ですか?どちらからですか?」

客A「俺、東京やねん。生まれは千葉なんやけどね。」

俺「???」

なんでも彼は。出張で全国を飛び回っているのだが、どこに行っても関西弁で通すそうだ。そうすると、どこの飲み屋でもボッたくられないし、酔っ払いにからまれても、喋りで勝てるそうなのだ。

客A「関西から来たヤクザやと思われるんやわ。ぬふふふふふ」

そういいながら、ウイスキーを飲む彼は、どうみても30代半ばの酔っ払い営業マンなのだが。地元在住者でもいる。学生時代や、転勤で大阪や京都で数年過ごし、こっちに帰ってきて何年たっても関西弁の抜けない人達。

客B「いやぁぁ、学生時代に大阪にいたんやけど、あっちに染まってもうてなかなか言葉がぬけんのや。」

嘘付け。わざとやろわざと。だいたい関東とか九州とかに住んでた人間でも、こっちに帰ってきたら、富山弁にもどるぞ普通! 俺が分析したところ、関西在住でもないのに関西弁を使いたがる人達って、

「なんか、ちょっとワイルドな雰囲気をだしてみたいなぁ派」と、「ちょっと関西若手芸人みたいで面白いやろ?派」の二派がある。

でも、そういう人達ってまず、強そうでないし面白い事言わないのなぁ。なんかねぇ、努力して関西弁使ってんのは、わかるんだけどねぇ。いまいちピっとしないんだよねぇ。どうせなら、ひとひねり加えて関西在住のコロンビアマフィアのふりして

「セニョール、ワシに逆らったらマシンガンで蜂の巣やで!ほなアディオス!」とか

思い切ってバルタン星の関西人のふりして

「フォッフォッフォッワタシハバルタンセイジンデスネン。チキュウシンリャクニキタンデスワ。」

とか言ってくれたらおもしろいんだけどなぁ...。