誰もが疑問を抱いたフローラン・ダバティ(元トルシエ通訳)の『すぽると』のコメンテーター起用(金曜日)。当初はたどたどしい日本語と、とんちんかんなコメントに数秒おきに、げんなりさせられたものだが、半年も経過すると悪い意味ですっかり慣れた。今では金曜日の夜は『今日もダバティは、無駄にデカイんだろうなぁ』とどこか、ほほえましい気分でチャンネルを8に合わせているくらいである。魚心あれば水心。そんなやさしい気分でダバティを見ていると、テレビの中からオデに2つのテレパスを送ってきたよ。
まず一つ目は大道具さんの仕事は案外、緻密だということ。ダバティはスタジオでは毎回、大して詳しくもないくせに外人っつうだけで、世界のスポーツ事情を説明する役をおおせつかっている。その時、ダバティの横にはネタが書かれているボードがあるのだが、それがやたらとデカイのである。で、あらためて色んな番組のボードを見てみると実は、紹介する人に合わせて大きさが調整されているのだ。
で、2つ目はダバティは『なんです』という語尾を多様するのだが、必ず『な』の部分に、かなり強くアクセントをもってくる(もってこれが日本語のたどたどしさの原因)。これはオリジナルのダバティ話法と思われがちだが、ふりかえってみるとフランソワーズ・モレシャン、クロード・チアリとフランス人外タレって、みんな同じアクセントという事実に気づかされる。つまりフランスなまりの日本語が世の中には存在するという事実だ。テレビのおかげで関西弁を使う人が増えたように、フランスなまりの日本語を使う人が出てくる日もくるかも…って、まあ、さすがにないか。
|