ヒマだったんで高校野球の出場選手の名前をチェックしてみた。予想はついてたけど、もうオデたちの頃と全然、違うね。飛鳥、怜王、岬、翼、銀河、鷹…マンガの主人公ぽい名前がいっぱいだ。あと、弥臣、瑞葵、楠千とか何て読むんだ…って名前も多い。〇〇男とか〇〇一、〇〇二みたいな名前はもう流行りじゃないんだなぁ。
芝草宇宙(ひろし)の例を出すまでもなく、昔は変わった名前の選手はアナウンサーも意識して読みや由来を説明していたけど、今は完璧にスルー。だってキリがないから。岬と翼と銀河が同じチームにいたりするから。80年代の少年ジャンプか。まあ、こういうのは流行り廃りだからなぁ。小野妹子も天国で家康って何よ、とか思ってたはずだし。
さて、名前をつける時に親はいろいろ頭を悩ませるんだろうけど時々、聞く理由に「呼びやすさ(呼ばれやすさ)」をあげる親がいる。
たしかに音として呼びやすい名前はあるし、バアさん、ジイさんのことを考えるとあんまり変わった名前だと呼んでて、しっくりこないと思うから、ひとつの見識だと思う。しかし、これはあくまで大人の道理で、子供の感覚はまた違う。例えばケンとかケンジとかって音は呼びやすいけど、往々にしてマエケンとかマツケンとか名字と会わせて呼ばれちゃうし、名字が望月とか持田だったりすると、どんなに呼びやすい名前をつけてもかなりの高確率でモッちゃんとかモッチーって呼ばれるワケだ。
しかし、世の中には100%の確率で呼ばれる名前がある。それは角栄。男も女も先生も他所の学校のヤツも鉄板で角栄って呼んでたから。「まあ、この〜」とか、からかわれちゃうんじゃないのとか思った人もいるかもしれないけど、子供だってバカじゃない。『好きな漢字を2つ組み合わせたらたまたま偉人と同じ名前になることもあるけど、角栄ってその可能性はほぼ0だよな。もう、ズバリ、田中角栄のようになれってことでしょ』…って子供心に角栄のプレッシャーを受け止めちゃってさ。さらにここまで期待値のデカい名前だと逆に記号としか思えなくて「変わった名前だね」とも言う気がしないんだ。あと、呼んでみればわかるけど角栄って音はものすごく口に出してて気持ちがいいし…というワケでみんなも安心してお子さんに名付けてほしい。えっ、今の角栄?
それは聞かない約束だよ。 |