第4回
ポク蔵さん扮するリー・ガクWHO? が参戦している、ターザン後藤一派の興行を見てきたぞなもし。今回は、肉体改造から少し離れて、初プロレス観戦をレポートします。

日程はこのゲッツWebで随分前から告知していたので、食わず嫌いせずに行ってみようと鶯谷へ。どうでもいいけど、この駅って使うこと少ないよねえ。んで駅を出るとすぐに会場の東京キネマ倶楽部の看板が見えたので、とりあえず一安心。
しかし、ビルまで行ってみるとプロレスを告知するようなポスターなどがなくて、ふたたび不安に。このビルはパチンコやらゲームセンターやらが入っていて、キネマ倶楽部へは専用エレベーターで上がるようになっていた。6階に着くと、開場前だったので少し行列ができていた。チケット売り場横にちょうどポク蔵さんがいたので、割引価格でチケットを購入! 主に劇場として使われている会場は、客席が3階建てになっていて、ステージを使わずに1階部分にリングを設置しているプロレスの場合は、1階リングサイドと2階前部を客席にしている。リングサイドは3列ほどにパイプ椅子が並べられていて、リングとの間に柵などは一切なしの、まさにかぶりつき。実際、汗、よだれ、血しぶきなども思いっきり飛んできていた。
リングへ上がる階段がビールケースをヒモで連結したものだったりして、手作り感もたっぷり。明らかにK-1とは違う世界ですね。マイナー団体が、ボロ会場で・・・期待できないよなあなんて、この時点では思っていたのだ。ちなみに、飲食物持ち込み禁止となっていたので、正直に会場内で小さなスナックとウーロン茶を買ってみたら800円もした。反則じゃない? しかし、周りを見てみたら、みんな持ち込みまくりの反則しまくり。正直者はオイラだけだったよ。トホホ。

試合開始まで20分ほど余っていたんだけれど、その間、余興というのか、覆面をした女性ボーカルふたりが歌を披露していた。紙袋とコンビニのビニールをそれぞれ被ったお笑い系のビジュアルながら、東京ブギウギなど懐メロをこなすなど、ミスマッチなのがオツですな。拍手を強要する饒舌なMCぶりも良かった。歌を聴きながらどんな客がいるのかな、なんてキョロキョロしていたら、あっという間に試合時間が近づいてきた。客層は小学生くらいの子供連れファミリーから、杖をついたおじいさんまで実に幅広い。意外だったのはカップル含め女性が多かったことで、その多くがギャル系ながら、みんなそこそこ「イケて」いたのが悔しい。ポク蔵さんがプロレスにのめりこんだ理由が少しわかってきたよ。

いよいよ1戦目のゴングが近づいて参りました。「入場です!」のコールで選手が降りてくるのは、先ほどオイラが会場入りしたのと同じ階段。スポットライトの中から選手が・・・

・・・と思ったら、遅れて会場入りした客かよ!

最初からずっこけてしまったのだけれど、その後から入場してくる本物の選手は「クレパスしんちゃん」とか「カナブン剛」とか名前だけでも笑わせてくれるキャラがいっぱい! 面白かったのは、ハード・コ・ゲイという、小柄なレイザーラモンHGみたいなキャラ。もろパクリなんだけど、登場の際はあちこちの客席にダイブしていて、思いっきりオイラにも突っ込んできた! だひゃひゃ! もう並べてあったパイプ椅子の配列とかメチャメチャです。こりゃ完全にコントの世界だね。試合の方はというと、ガチンコの打撃系格闘技のような激しさこそないものの、空中技や連続技などの、練習したんだろうなあという大技も魅せてくれます。人気キャラが登場すると「うわ〜!」っと歓声が上がって、それにつられてオイラも盛り上がっちゃう感じ。

試合が進むなかでわかったのは、盛り上げるのはレスラーだけではなくて、観客でもあるということ。子供が「頑張れー!」なんて叫ぶのは微笑ましいのだけれど、カナブン剛選手に向かって「カブトムシ頑張れ!」と思いっきり間違えたときは、大爆笑だったね。また、試合が膠着状態になったときには「おい、その変な間はなんだよ」なんてヤジが飛んだりする。こういった数人の「つっこみ役」的な観客が非常に重要な役割をしていて、その言葉に会場が大いに沸く。「ナベちゃん、そりゃやりすぎだよ〜」とか、「リーさん、少し手加減してやって!」「反則使ってもいいぞ」なんて感じ。そういった面白い合いの手を挟みつつ、試合は見せ場を作って決着を付けるんだね。レスラーのみなさんには失礼ですが、正直なところ、決着なんでどっちでもいいって感じ。客と選手が一緒に盛り上がって、楽しんじゃおうって感じだね。場外に落ちて、ウンウンうなっている選手の口に枝豆を押し込んだオバさんの「これ食べて頑張れ!」ってのが一番面白かったかな?

メインイベントは、有刺鉄線デスマッチ。(この時点でウナギ犬とピーチクパーチクの片方が大遅刻で合流)凶器もありの、なんでもありなんだけど、途中で観客が「これも使っちゃえ!」って自分の座っていたパイプ椅子をリングに入れるあたり、最高! そしてターザン後藤がその椅子を使って選手を殴って、座面をぶっ壊してた。本当は壊すための古い椅子がしっかり用意されていたのに、間違って会場備品の椅子でやっちゃったんだね。ここでも、「レフリー、凶器、凶器!」ってベタな声がかかるも、レフリーの思いっきり聞こえない「フリ」に一蹴されてました。このベタな感じは吉本新喜劇にも通じますね。

試合終了直後に、出口で選手一同が送ってくれるんだけれど、まだ流血真っ最中の選手ばかりで、握手してもらおうという手を思わず引っ込めただよ。

という感じで、プロレス初体験は大満足の内容でした!
正直に言うと、これまで「プロレスはリングでピエロが暴れてるだけ。何が面白いねん!?」と思っていただけに、カルチャーショックだったよ。レスラーのみなさんが意図するところと違うかも知れないのだけれど、少なくともオイラにとってプロレスは爆笑エンタテインメントでした!

また観戦に、そして笑いに行くぞ! 



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