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何て変わり身の早い男なんだろう自分でそう思った。
さっきまで狂ったように飛行機に怯えていたのにスチュワーデスを見た途端、おもいっきり舞い上がって「どもっ!よろしくお願いします」とかハワイになんていったことが無いのに「この前のハワイはスコールで大変だったんですよ!」ってな事を話していた。その後は、席がアホみたいにきついのを我慢し、どうにかこうにか到着した。
さて、よ〜やっとハワイである。
着いてまず「暑っつ〜い!」となるはずだが全然暑くない。なんだか拍子抜けしてしまったが、それはそれ海外なのだ、外国なのだ、なんと言ってもハワイなのだ!文句はない。最高だ!
まずはワイキキビーチへ行った。ワイキキビーチはただの砂浜というより、ビーチ自体が有名人の様な感じがして緊張した。
その後ホテルへ向かったのだが、ここでこの旅の目玉、ジョンが現れる。ジョンとの出会いは俺が夜の遊び場をホテルの従業員に聞いていたのだが全然、日本語が通じない。困っていたらジョンがやってきて「どうした?」と話し掛けてきたのだそこから会話が弾み「アンタ、おもしもいよ」といわれ何故だか家に招待された。しかもバーベキューまでしてくれるんだって。嬉しかった!異国の地でビクビクしていた俺を誘ってくれるなんて本当にありがたかった。
まだバーベキューの時間まで、間があったので、ワイキキ散策。
その途中、体がでかいせいかやたらと現地の人と間違えられた。バス停に居ると、現地の人が「バスはまだ?」とか「次のバスは?」とか英語で話し掛けてくる。そのたびに俺は「アイムジャパニーズ」と応えるのだが、その間違われ方がなんだか外人になったみたいでとてもいい気分だった。その後、「バスは?」と訪ねてきたおばちゃんと日本のことを話した(俺は英語があんまりできないからここからは勘です)。
ケンケン「おばちゃんは日本って知ってる?」
おばちゃん「知ってるわよ〜だって旦那が居るもん横須賀に」
ケンケン「そ〜なんだぁ〜それじゃ寂しいね。」
おばちゃん「でももう20年近く離れているから慣れちゃった・・・」
ケンケン「・・・お子さんは?」
おばちゃん「居るわよ2人。男の子15歳と10歳。」
ケンケン「じゃあ安心だね!でも15歳ってバッドボーイでしょ?俺もそうだったから(笑)」
おばちゃん「そうっ!そうなのよ困っちゃうわ」
ケンケン「でもそういうときはあまり怒らないでやってね。そうすれば絶対!いい子になるわよ!」
おばちゃん「そうするわありがとう!」
って何なんだよ!この会話はっ!でも本当に、本当にこう話したんです・・・そんな会話をしていたらジョンの家に行く時間になったそのことをおばちゃんに告げるとおばちゃんが携帯を貸してくれジョンを呼んでくれた。あん時はありがとうおばちゃん!
これは後で聞いたのだが、おばちゃんがかけた時にジョンは知らない人の電話番号だったので2,3回無視したそうだ。なんだか面白いなあ。
ジョンの家はごく普通の家だったがバーベキューは美味しくビールもうまかった。そのうまいビールを飲みながら、ジョンとアメリカについて話した。「アメリカってすごいと思うけどなんかずるいよ。都合が悪いと法律でもなんでもかえちゃうしね」と言ったらジョンは「でもそれはしょうがないよそれがアメリカなんだ」と言って吸っていたたばこを自分の庭に投げ捨てた。俺も「何でこんな話をしちゃたんだろう。わりぃ」といってタバコを捨てた。
とうとうハワイ最後の日になった。見送りはジョンと灼熱の太陽だ。帰り際お土産をくれたジョンに「日本に来たら会おう」といいこれから始まる8時間にのぼる拘束に備えた。
昔から俺は海外にものすごく興味があった。本当に行きたくて行きたくてしょうがなかった。でも何ていうか「一緒に行く人が居ないとか」なんやかんや言い訳を付け、時間もお金もあるのだけど行かなかった。行く事ができなかったんだ。そういう人はいっぱい居ると思います。
奇跡的でも偶然でも、いんちきでも何でもいい!それこそ、よ〜やっとこぎつけたぐらいのきっかけができたら是非海外に行ってください。そうすりゃ狭い思いしなくて済むと思うよ。
ハワイから帰ってきて半年。まだまだ俺の中のハワイの風は吹くことをやめない。
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