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これを書いている8月10日現在、フジテレビ朝の情報番組「とくダネ!」のキャスター、小倉智昭は夏期休暇中のようです。経営する焼肉屋やラーメン屋が気がかりなんですね。そういえばいつも番組終了間際に「では血液型選手権。」と言うときの目は、キャスターとしては既に死んでいます。
少し前、同じく休暇中だった"みのもんた"に替わって「おもいッきりテレビ」の司会を務めていたのは「動機不明の力道山」草野仁や「泣き芸」徳光和夫でした。峰竜太がおもいッきり棒立ちしていた日もありましたが、やはり生放送の人気番組、代役といってもそこは「それなりの陣容」で固めてきます。
なのに「とくダネ」では何年も前から小倉の夏休み中に司会を務めるのは局アナである「永遠の七五三」こと笠井アナなのです。普段は同番組中で「とくダネタイムズ」というレギュラーコーナーを任されている笠井アナ。
このコーナーをちょいちょい観ている人ならわかると思いますが、この笠井アナは必ずといっていいほどナレーションを噛んだり、間違った説明をしたり、モゴモゴしたりする場面があります(浮かれた調子で「さあ、今夜はいよいよサッカー『ジーコ・ジャカン!』」と言ってのけたことも)。ここまで来るともう「名物」というか、私にも正直「噛め!今日も噛め!」という期待、「不快なクセに、無ければ無いで物足りない」、まるでプロレスファンが永源遥の痰を待つのにも似た気持ちがあるのは否定できません。
しかし曲がりなりにもプロなのですからダメなものはダメ。あろうことか笠井アナ本人もそれを「『噛みワザ』と呼んでくれと言っている」とかいうのを何かのサイト(たぶんフジテレビHPの中の「アナウンサールーム」的なやつ)で見たことがあります。ふざけんな。小さな腹いせにわたしは彼にそっと「七三亭しどろもどろ」という芸名をつけました。
いつもは小倉がいるメイン席に「昇進」してうれしそうにテーブルに肘をついている笠井アナに替わって「とくダネタイムズ」を担当するのは後輩の長谷川アナです。「司会」の笠井アナは「さあて長谷川クンのお手並み拝見」といった表情ですっかり「上」から見ているように思えますが、その長谷川クンは笠井アナよりよっぽど上手です。キビキビとそのコーナーを切り盛りする長谷川アナを笠井アナはいったいどんな気持ちで見ているのでしょう。
笠井アナだけの話題が長くなりました。さて、わたしはほぼ毎日「とくダネ」を観ていますが、別に小倉智昭が好きなわけではありません。おそらく「リモコンの真ん中に8があるから」程度の理由です。でも実は毎年この時期戸惑っているのです。どういうことかというと、明らかに役者不足と思われる「小倉不在・笠井のとくダネ」を観ていると、小倉智昭の司会など全然好きではないのについうっかり「やっぱり『とくダネ』は小倉じゃないとな」と思ってしまうのです。
狙ってのことか、はたまた偶然か、「笠井アナが司会すること」には、困ったことに「小倉智昭がよく思えてしまう効果」が明らかに認められるのです。そう、塩を入れるとあずきの甘さが引きたつように。「小倉」なだけにね。
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