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KING OF KINGS
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昨年の今頃、既にハンカチ王子は甲子園の予選を戦っていたことになる。
その気恥ずかしいニックネームを背負うまでにはもう1ヶ月ほど待つことになるが、まあ世に出てほぼ1年。 なのにまだ毎日のように取り上げられるのだから王子の寿命はなかなか長い。
最近じゃハニカミなんてのもいるし、しばらく王子王子とうるさい日々は続くだろう。
顔立ち、立ち居振る舞いの爽やかさも肝心なポインツとはいえ、「王子」 と呼ばれるために絶対不可欠なのは 「若い・成長過程」 であることだ。 じゃあ「王子のその先」 であるはずの 「王」はどんなイメージなのだろうか。 「王・帝王」 という称号を得た人々を挙げてみよう。 演歌の帝王・北島三郎。 キング・カズ。 ミナミの帝王・竹内力。 なぜか全員に 「普通の人にはムリだよというスーツ」 を着こなした姿が重なる。 ドリフトキング・土屋圭市。 「無賃乗車に命を懸ける男とそれを阻止することに命を懸ける鬼車掌」 を描いたとんでもない映画(しかも演じたのがリー・マービンとアーネスト・ボーグナインという大スター)「北国の帝王」。 どの王、帝王もちょっと危険な香りを伴う。 あと帝王切開ってのもかなり怖い。 ・・・でもこれは安全の為か。 ま、大体人間を指して 「○○王」 と呼ぶ時は具体的に何かの競技等で1位になることを必要とされる場合がほとんど(「世界の王」 なんかは名前も実績も完璧すぎる例)で、しかもその称号は次の王者へと引き継がれるものが多い。 上記の人々は、記録がどうこうではなく 「魚の王様・鯛」 みたいな、存在がもうその世界では絶対的なことから登り詰めた 「王・帝王」 である。 この人たちは全然 「元・王子」 ではない。 今まで、王子ってどうだったんだろうか。 北区王子、八王子市、監禁王子、若王子さん、プリンス・トンガ。・・・あることはあるが既存の王子はなぜか華やかさとはかけ離れた所にいた。 長らく不遇だったが王子はこの二人の登場でやっと本来あるべき(というか期待されていた)イメージに一気に近づいた。 しかしその王子は先に書いたように必ずしも王・帝王とは繋がっていないから、ハンカチやハニカミが年を重ねたからといって王になることを約束されているわけではない。 この先二人が競技上のランキング的なもので1位となり 「王子がとうとう王に」 と思い出したように騒がれる寒い事態は想定されるが、それはやはりあくまでもランキング的な意味であり、私の望む二人の行く末とは違う。 意地悪なことを言うようだが、若くして世間・マスコミの好奇に晒された人間にはそれなりの結末が待っていて欲しい。 私は二人の末路を見届け 「やっぱりー」 と言いながら王子製紙のティッシュ片手に鼻くそでもほじっていよう。 「若くして世に出た人間のその後」 といっても内山信二が内縁の妻に訴えられるようなスケールの小さい事を望んでいるのではなく、二人にはちゃんと 「王」 になって欲しいと思っている。 ただし 「果物の王様・ドリアン」 みたいな、強力に匂うけど実力はバツグンという、どギツい王様に。 爽やかなままでなんかいさせるかってんだ。 |