「9.18記念日」
一昨日、偶然こっちの市場で「イブ」というガムを、それも花柄のパッケージで発見したカリフラワー西です。俺にとってこの「イブ」の香りは大人の香り。早速大人だけに大人買いして昨日は1日、イブに浸った俺でした。確か昔は金色のパッケージだったと思うんだけど、まだ日本にもあるんだろうか。

今日のレポートは「9月18日」について。そう、昔、満州事変が起こった日が9月18日。そんで、その起こった場所はずばりここ瀋陽市の郊外。終戦60年の最大の反日年である今年、瀋陽は最大に盛り上がるはず。そのため、700万人以上の人口を誇る瀋陽市内で、たかだか400人余りの在住日本人はあまりにも少数派。そのためか「とにかく外に出るな」という注意が領事館から出されたんすよね。危ないという理由で。

でもほら、「駄目だ」って言われたら行きたいのが人間の本能。てことで、いつもより早く起きて、朝から巡ってみました市内を。まあ誰も知らないと思うので解説しておくと、まず瀋陽市内でめぼしい場所としては、一番が「918記念館」という、もうその為に存在してる場所。次が日本領事館で、ここは春先に大きな反日デモが起こった場所。ここも大いに何かを期待できる。そして後は巨大な毛沢東の像がある中山広場、市の中心部にあり、政府のセレモニーなんかを行う市政府広場、投石なんかが期待できる市内で一番有名な、日本人経営の日本食料理屋なんかをピックアップ。

順番としては、まずは日本食料理屋をちらっと様子見。次に日本領事館周辺を一周。そこで雰囲気を察した後は中山広場、市政府広場を巡り、「918記念館」で罵倒されようという風に決定。もしばっちり当ったとしたら「反日巡り1日コース」として旅行会社に提案できる位の内容になること間違いなしというコース。いやいや期待しましたよ俺は。

まずは日本料理店。閉まっているかと思いきや通常営業。俺の他の客は普通に中国人。「秋刀魚定食」を日本人丸出しでウェイトレスに頼んでみるも、態度は普通。「いやいや駄目でしょそれじゃ」と思いながらも完食。

次は日本領事館周辺。ここは、以前北朝鮮からの脱北者が逃げ込み、中国人の警察官が中に入り込んで物議をかもし出した場所。春先はデモ警戒のため、周りをぐるっと公安が取り囲んでた位の緊張感があった場所。ところが、予想を覆していたって平穏。人も全く集まっておらず、衛兵らしき人間に「今何時だ?」とか聞かれる始末。この時点から「違うだろお前ら。」と思っていた俺。

続く中山広場、市政府広場に関しても、全くその雰囲気はなし。移動中のタクシーでも全く話題なし。「あれれれれ、テレビなんかじゃ毎日反日で盛り上がってるのに、どうなんだ?」という疑問が出てきたものの、雰囲気すらないため、急速に気分がさめた俺は「918記念館」行きを中止し、2時過ぎには既に帰宅。

そしてその夜、すっかり「おいおいお前ら違うだろ。反日感情すでになし」の結論を出した俺だったが、一応、と思って付けたテレビには「918記念館」で行われている催しがしっかりと中継されてたんすよ。やっぱり本命は外しちゃいけなかったな。それにしても夜か、本番は。今さらだけどちょっと外に出てみるかと思い、外にでた矢先のこと。「プー」というクラクションが、もう大合唱のよう。何事かとふと立ち止まると、道中の車が止まって大クラクション大会。いやー、怖かったねあれは。実は俺、小学校3年生のときおばけを見たことあるんすけども、それと同種の怖さを感じたね。久しぶりに。どうしようかとその場に立ち止まっているうちにクラクション大会は終了。

後で調べてわかったんだけど、どうも「9月18日」の「夜9時18分」位にクラクションを鳴らすという習慣が、ここの瀋陽で始まったらしいんだよね。全然知らない人には恐怖だってあれは。ということで、今後9月18日を中国で過ごす人は、夜のクラクションだけは知っとくように。いや本当に驚くから。そんじゃまた。

(中国情報局ニュースより)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0918&f=national_0918_002.shtml


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