専門学校時代からの悪友で、その後もオレの連載(5つ星ホールを探せ!)にチョクチョク登場したり、オレが博多に行くと必ず象のかぶりモノをかぶって空港まで出迎えにくるハッチャキ。その純情大バカ先生が遂にペンを執ることになった!! 毎回どんな話を発射してくるか見当もつかず、オレ自信も今からヒヤヒヤしている次第だが、とにかくこの男の話を聞いてやっておくんなまし。ちなみにこの男、約200人のモノマネ&歌マネが出来ます。ええ、クソの役にも立ってないみたいですけど…。


『真夜中のフォークボール』


疲れた…。大の字に寝転がる。

天井の木目が見える。偽りの波模様。

知っている…あの木目は印刷だ。

ペラペラのシートを貼っているだけなのだ。

パチンコ屋で常連からもらった缶コーヒーをその木目に向かって軽く放り投げる。
鈍く反射しながら落下する。…胸の前でキャッチ。

「ストライクッ!」
おおっと! いい球じゃないか。



また投げる。もう少し高く。

「ストライクッツー!」…追い込んだ。



変化球で遊ぶか? それとも高めのボール球で誘うか?
いや、三球勝負だ。迷うまい。



私はバッターボックスに立つ四番バッターの表情を見ながらゆっくりサインを出す。
そしてうなずく。(一人二役) 

しびれる場面に大きく息を吐きセットポジションへ。
突然だがツーアウト2・3塁で1点差にしておこう。



勝負球のストレートを天井へ届けと投げ込む。

その瞬間に見た。…確かに見えた。

天井の木目が大きく裂けて笑っていた。
こっちへ来いと誘っている。
お前はもっと汚れた人間なんだと。

息をのんだ。お前…だっ、誰だ?



あれっ??? 球…じゃなく缶コーヒーは???
『ブコッ』鈍い音が天井で響いた。



次の瞬間…ようやく焦点が合った!

むんっ!! 私は胸の前に構えていたエアーキャッチャーミットを180度外回りに回転させた。



しかし…しかし…間に合わなかった。
『ずーーーん』とした、どうしようもない衝撃を下腹部で受け止めた。
天井にぶつかった缶コーヒーは角度を変え、運悪く私の股間を直撃したのだ。



「ぐっ、ぎゅうううううぅ………ひっ、ひっ、ふぅー………なっ、なんで……ひっ、ひっ、ふぅー………フォークボールなん………ひっ、ひっ、ふぅー」

 

真夜中の悶絶。時計回りのラマーズ法。



<おわり>





おめでとう! はっちゃきジャパン! …いや星野ジャパン! とりあえず。

一番笑ったのは東尾(解説)の「跳ねろっ!」(イレギュラーしろ)の一言だったよ。



12・4・2007




こいつにさえ勝てないのか…。








過去の豚骨だけじゃなかとばい!!

vol.001■ ■vol.002■ ■vol.003 vol.004 vol.005
vol.006■ ■vol.007■ vol.008■ ■vol.009■ vol.010
vol.011 vol.012 vol.013■ vol.014 vol.015
vol.016  ■vol.017■ vol.018 vol.019■ ■vol.020
vol.021 vol.022 vol.023 vol.024■ ■vol.025