ちょっと遅くなりましたが、ゴールデンウィーク、みんな何やってました?私は久々、なにも予定を立てませんでした。つーかゴールデンウィークの事をコロッと忘れてただけなんですけどね。別に連休だからといって、無茶な予定をわざわざ立てる必要もないし、それによって鳥栖インター付近の渋滞に巻き込まれる事もないし、佐々木が投げなきゃ打たれる心配もないし、個人的には「何もしない」理想のゴールデンウィークを楽しむつもりでした。
ところが・・・連休前、晩飯食べながらテレビ観てると、ニュース番組で『ゴールデンウィークの人出予想は「広島フラワーフェスティバル」「愛知万博」を抑えて今年も「博多どんたく」が200万人で1位です。』とか言ってます。
はぁ?どうしてあんなダメなお祭りが人気なんだろうねぇ。ワケわかりませんよ。祭りの質と200万人という数字が正直つり合わなさ過ぎです。なにがどうなっているんですかねぇ。どーせ暇なんだし、いっちょ調べてみますか?という事で福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」を体験しに出かける事にしましたよ・・・チェッ。
このお祭り、5月の3・4日の両日、「各ステージでの催し物」「市民参加のパレード」の2本柱を中心にして行われます。
まず、驚いたのはステージの数です。数えてみたらなんと33会場もあるんです。しかも各ステージがほぼ同時進行で行われます。これじゃあコンコルドで移動したって全部を見るのは不可能ですよ。しかも、見せ物といったら、太鼓やら民踊やら(いつまでたってもデビューできそうもない)自称歌手のオリジナルソングやらの「ぬるーい演芸」がほとんどなんです。
もう一方のパレードのほうはというと、中学・高校・自衛隊のブラスバンド、バトン部、そしてたくさんの民踊団体が参加してます。こんなんで楽しめるんですかねぇ・・・かなり不安です。
うすうす感づいてはいましたが、ステージ・パレード合わせて、参加人数だけで3万人を超えてます。これって子供が出るなら親はついて行くし、孫が出るなら当然じい様ばあ様は見に行きますよねぇ。これでは、人出が増えるのは当たり前です。
もうひとつ、どんたく開催時は「花自動車」なるものが、市内を走り回ります。これはディズニーランドのエレクトリカルパレードをとりあえず1/50の予算でやっちゃいましたテヘッ・・・。こんな感じの車です。とにかくなにもかもが、わざわざ見に行く価値があるものなのか、疑問だらけの不思議なお祭りです。
で、当日。目が覚めたらもうお昼、やや出遅れましたが、博多駅のステージへ急ぎます。おぉ、誰かと思ったら尾形大作(激レア)ではありませんか。福岡のみやげ菓子のコマーシャルソング(はかた〜のひと〜よ〜♪ってやつ)を歌ってます。ワンフレーズだけ聴き、「そういやぁ、この人、どんたくの《素人のど自慢大会》でスカウトされたんだっけ?」とか思いつつ天神へと場所を移動します。
パレードも気になりますが、今日は各ステージだけをチェックして回ります。歌に踊りに博多にわか(ダジャレを言うだけの博多の伝統芸能)・・・なんかねぇ、これは福岡市民の(いわゆる)文化祭ですよ。博多駅のステージでは割りと有名なプロ歌手が歌ったりもしますが、他のステージは・・・かなり問題です。申し込みさえすれば、誰でもステージに上がれる、このお祭り。みんなが参加できる反面、かなりハードルは下がります。そりゃあ、習い事をしてたら発表の場は必要です。しかし、もう少しレベルを上げて芸を見せないと誰も見てくれませんよ。・・・って、
なんですかこの食い付きのいい客たちは?
人が人を呼び、ステージ前は人だかりが出来始めています。みんなこの祭りの独特の雰囲気に何かが麻痺してるようです。これぞ、どんたくマジックっす。結局、夜7時までいろんな場所でステージを観て回った結果、思いました。さすが博多の人はびっくりするほど祭り好き!その上、出たがりで、しかもかなりいいかげんなんです。そうじゃないと、こんな祭りは成立しませんよ。
帰り道、「俺だって博多人のはしくれなのになぁ・・・」とか思いつつ、一日中のどんたくの雰囲気に、ふらつくほど気分が悪くなるも、なんとか家までたどり着けました。明日の事を考えるとかなり憂鬱になります。もう行きたくねーよ。
2日目、体の事を考え休みにしようかなとも思いましたが、ここで止めるのは、なんかどんたくに完敗したみたいで情けないじゃあないか。「ウリャー」と一声、布団から飛び出し根性で出かけます。空はよどみなく晴れわたり、今日も人出の多さを予感させます(ガグブル)。
ステージはもうお腹いっぱいなんで、今日はパレード中心に観るつもりです。まだ、始まってもいないのに、パレードが通る道の両サイドには人垣ができています。大勢の人に揉まれながら、私もスタンバって待っていると・・・おぉ、やっと先頭集団がやって来ました。人力車に乗る山崎広太郎(ひろたろうは福岡市長ね)と、その後ろには長谷川法生がいます。笑顔満面のこの2人には必ず天罰が下るようにと念入りにおまじないをしておきました。
そして、その後にゆっくり通り過ぎていく、いろんな団体。緊張する子ども、気持ち悪い中学生、終わっているおばちゃん、祭りばやしを聞きながらボーッと眺めていて思った事は・・・「せめて身内が出てたら状況は違っていたかもねぇ」という事だ。隣の人なんか、身内が3〜4人出ているらしく、声をかけまくってます。楽しそうです。なんか・・・うらやましいとさえ思えてきました。サナギの殻を割るように私の中の何かが変わり始めた瞬間です。さっきまで雑音のごとく聞こえていた祭りばやしが妙に心地いい。この、ぬるーい感じに完全に慣れきってしまった私の体は「博多どんたく港まつり」を2日目にして、ようやく受け入れたのです。いや、逆に私が「博多どんたく港まつり」に受け入れられたのかもしれません。
もし「どんたくに行きたいなぁ」と思っている人がいたら、期待せず、全てを許せるナチュラルなコンディションで望み、パンドラの箱が開くまでじっと待て。もしそれが開く気配がなかったら強引に身内を参加させろ。それでいい。
それでは、また。(で、謎は解けたのか?)
2005・5・19
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