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このサイトで自分の好きな映画BEST10を発表してはみたものの、
サイト仲間のBEST10にランキングしている映画を、
あまりに知らなさすぎて恥ずかしくなり、
最近TUTAYAと自宅を往復する回数がめっきり増えた、
寝不足で字幕がぼやける39歳のハッチャキです。
どうぞよろしく。
11月3日・文化の日・休日、ソファーでごろ寝。
聞きたいCDがあったんで、ステレオのボリュームを上げて、
テレビの音量をゼロに・・・その瞬間にそのコマーシャルは流れた!
YAMADA電器・田川店のグランドオープン!
これは、どうしても行かねばならぬ。
再びYAMADA電器に並んで、確かめてみたい事があるのだ。
(解からない人は、この「豚骨だけじゃなかとばい!!」の、
Vol.004 ・Vol.005を読んでね。)
何日・何曜日の事だろう?音がなかったんで、まったく分からない。
すぐ、YAMADA電器へ電話で尋ねてみると、
田川店は11月12日(金)にグランドオープンとのこと。
ん?12日にグランドオープンって事は、
11日に並ばなくてはならない・・・。
あぁ・・・、その日は九州大学病院で行われる、私の手術日だった。
実は2年ほど前から、私のおでこにはコブがある。
しかも、最近だんだん大きくなってきたのだ。
ふだんは、帽子をかぶっているので、見つけられる事はない。
だが、鏡を見る度に気になる。
触ってみても痛みはない。
思い切って、九州大学病院の皮膚科に行ってみた。
エコーを撮ってから、若い男の医者は言った。
「やはり、脂肪のかたまりですね。いつ取りましょうか?」
そこで、私は手術日を11日に決めたのだ。
しかし手術後、田川まで行って一晩並ぶ事などできるんだろうか?
まぁ、手術といっても簡単なものだし、
入院などもせずに、すぐ家に帰れるらしいので、
酒を飲んだり風呂に入ったりしなければ、
少なくとも普通の生活はできるはずだ。
その日に、YAMADA電器の駐車場で野宿するのが、
普通の生活かどうかは激しく疑問だが・・・。
ただ、一晩あの必殺の寝袋にくるまって寝るだけだ。
きっと大丈夫、たいした事はないはずだ。
決めた!
別に買いたい物もピンとこなかったが、
私は無理やり田川行きを決定していた。
11月11日・九州大学病院の皮膚科処置室のベッドの上にいた。
個室ではなく、カーテンで仕切りをつけただけの、
すぐ側を人がいそがしく通っていく、期待ハズレの環境だった。
しかし1本目の麻酔注射の瞬間から、急に怖くなり始めた。
「痛っっっ・・・・・・」
おでこに打つ注射がこんなに痛いものだとは知らなかった。
奥歯をかみしめていた。
年齢こそ39歳の中年だが、処置室のベッドに寝ている私は、
完全に小学生くらいの子供に戻っていた。
こころぼそかった。
考えたら、今まで手術らしい手術をした事がなかった。
青い布に顔面を覆われたまま、私は念仏のように心の中で唱え続けた。
「切って取るだけ、ハイ終了。切って取るだけ、ハイ終了。・・・」
しかし、1時間たっても、
その手術はいっこうに終わる気配を見せなかった。
これは、おでこを切ってみて、分かったことだが、
私の脂肪のかたまりは、ありえない場所にできていたらしい。
普通、脂肪のかたまりというのは皮膚に近い層にできるらしいが、
私の場合、それが筋と骨の間という深い場所で成長していたのだ。
何度も医者は言った。
「もう、ちょっとで取れそうなんですけどねぇ、・・・。」
ペリペリッという音と共に私のおでこから、
10円玉ぐらいの脂肪のかたまりが取り去られたのは、
それから2時間も後だった。
8針縫い終わった時点で、手術開始から計4時間もかかっていた。
「本来なら、これは外科手術・1日入院というパターンでしたねぇ。」
・・・今頃、言うなよ。
「とりあえず今日は帰って安静にしておいて下さいね、
かなり、出血してますから。」
「・・・・・・・・・」
21時、私は特急「かいおう」で田川のYAMADA電器を目指していた。
私にはYAMADA電器のその後を、この場でレポートする義務がある。
これぐらいの手術で、おとなしく休んでなんかいられないのだ。
しかし田川って福岡県のどのへんにあるんですか?
窓の外に明かりひとつ見えないんですけど・・・。
新飯塚で乗り換えて、終点の田川後藤寺駅からタクシーで約10分、
ついに、宿敵YAMADA電器に到着です。
すでに、50人ほど並んでいます。
先頭から1人づつチェックしていく。
ん?別に怪しい人物は見当たらないなぁ。
おぉ・・・これこそ私が望んでいた、
健全なるグランドオープンではありませんか!
この時点で、業者の臭いは皆無。
個人的に玄人かも?と思わせる人は数人いるが、
これぐらいは、どこのグランドオープンでも、同じようなもんでしょ。
とにかくホームレスの集団が並んでいない。
この光景を見れただけでも、ここまで来た甲斐があったというものです。
あれっ?並んでいる人をチェックしている私以上に、
並んでいる人達からの凄い視線を感じるんですけど・・・。
忘れてた!
その時、私のおでこには、ふざけているとしか思えないほど、
大きなガーゼが全面に貼られていた。
ゴルゴ13が怪我を眠って治すように、私もすぐ寝袋に滑り込んだ。
やはり怪我してる時は体が本能で眠くなるようで、
次の日の朝、頭がボーッとしている状態で、
グランドオープンのカウントダウンを聞くこととなる・・・。
ごったがえす店内は移動もままならない。
つーかこの店舗、なんか狭いよ!
店員はたくさんいるのに、メーカーからの助っ人ばかりで、
誰に聞いてもどこに何の商品が展示してあるのか、
まったく把握してないし・・・。
目玉商品のパソコン・デジカメは抽選販売という扱いだが、
この抽選方法がまたおかしい。
1000円以上のレシート1枚につき、
1回ガラガラが回せるというもので、
1000円のレシート3枚だと3回抽選できます。
しかし、いくつもの商品をまとめて、
ひとつのレジで支払ってしまうと、レシートは1枚しか貰えません。
10万円買い物しても、1回しか抽選できないという事になります。
これは、あきらかに不公平でしょ。
いつトラブッても仕方のない状況ですよ。
その他、まだまだ直してほしい所はたくさんありますが、
それを差し引いても、業者が入り込んでいなかった、
それだけでYAMADA電器田川店、めでたく合格です。
私は満足して、帰りじたくを始めた。
その時、不意に話しかける人が・・・。
「2回目の抽選で当たったんですよ!パソコン買えました。」
昨日、私のひとつ前に並んでいた男性が笑っています。
私はこの人を、玄人とふんでいた。
なぜなら、今回の田川店のチラシだけでなく、
過去のYAMADA電器のグランドオープンのチラシや、
他電器店のグランドオープンのチラシなどをごっそりかかえて、
何を購入するのかを真剣に検討していたからだ。
ただ者でない男性に話しかけられ、
ちょっと気になる事を聞いてみた。
「業者の人、いなくなりましたね?」
「あぁ、大阪店のグランドオープンと重なったんで、
みんなそっちに行ってるみたいですね。」
「あぁぁぁ?」
「今回、田川店は業者がいなくて、穴場だったんですよ。」
「えぇぇぇ?」
「次は12月の別府ですよ。」
「おぉぉぉ?」
恐るべしYAMADA電器!
まさか、こんなドンデン返しを喰らわされるとは・・・。
これじゃあ、真相はまったく分からずじまいじゃあないか?
オレは昨日から何のために、こんな所まで来たんだよ!
ホントは、家で安静に寝てなきゃならないのに・・・。
しかも、次のグランドオープンは別府〜???
遠いよ!大分ですよ!行けませんよ!
だいたい、YAMADA電器ってこんなに店舗数を拡大して大丈夫なの?
余計なお世話だと思いますが、心配になりますよ。
あらら?
私はその場にしゃがみこんでいた。
さっきから、なんかおでこの傷口がものすごく痛みはじめて、
おまけに、目の前が暗くなり始めたんですけど・・・。
それでは、また。(TUTAYAのDVDタイム)
2004・11・15
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