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【第二十五回 春日部】
第一部、第二部では少年時代から板谷さんに出会うまでを自伝風に書いてきたわけですが、今回からは最近の事などを中心に書いていこうと思います。
まずは今までほとんど書かなかったプロレスについて。ポク蔵が所属しているのは「ターザン後藤一派」。埼玉県春日部市にある道場兼プロレス会場「春日部インディーズアリーナ」を中心に活動している団体です。
試合はほぼ月に一回のペース。春日部で試合を行う場合は、必ず日曜日の午後2時から試合開始(会場が住宅街にあるため、夜は試合が出来ない)ですが、ポク蔵はお坊さんなので日曜の昼間に神奈川から埼玉まで行くのは一苦労です。
昨日(11月27日)も春日部で試合があり、ポク蔵は午前9時に家を出て、まずはある檀家さんの家に向かいました。10時から法事の約束があるからです。
厳かに法事を終えると、今度は東名、首都高、東北自動車道を経由して春日部へ。
到着したのは昼過ぎ。他の選手やスタッフはとっくに来ているので、多少気まずさを感じつつも元気に会場入り。急いで着替えて、開場時間まで練習。
リー・ガク・WHO?(ポク蔵)は、この日第2試合のタッグマッチに出場。なんとか勝ったものの、なぜかパートナーや対戦相手と全く歯車が合わず、試合内容は最悪でした。
試合後は激しい自己嫌悪に襲われたものの、セコンド等の仕事があるので落ち込んでいる暇はありません。第2試合終了時には何とも言えない雰囲気だったお客さんも、後半は段々と盛り上がってきました。メインは大流血戦をエースのターザン後藤が制して終了。
全試合終了後は会場を掃除して解散となるのですが、この日は緊急ミーティングがあるという事で、所属選手全員が後藤さんの控え室に集められました。
一体何事だろうと思っていると、後藤さんはおもむろにこう言いました。
「この道場、今年いっぱいで閉鎖するから」
どうなる後藤一派!
(続く)
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