【第二十六回 最後の春日部】 

 後藤さんの話によると、ターザン後藤一派の道場を東京に移転させる事が決定したので、インアリ(春日部インディーズアリーナ、現道場)は今年いっぱいで閉鎖するとの事。

 突然の重大発表に、所属選手は皆驚きつつも大喜び。リー・ガク・WHO?(ポク蔵)も、自宅と道場との距離が大幅に近くなるので大歓迎です。

 ただ、残念なのはインアリが無くなってしまう事です。建物自体は賃貸物件の倉庫なので、後藤一派との契約が終わってもそのまま残りますが、プロレス会場として使用される事はもう二度と無いでしょう。

 リー・ガク・WHO?は、後藤一派に入門してからというもの、インアリで特訓を受け、インアリでデビュー、その後もインアリで練習、インアリで試合と、これまでのプロレス人生のほとんどをインアリで過ごしてきたのです。
 そんな春日部生まれヒップホップ育ちのリーにとって、インアリとは故郷のようなもので、それが無くなってしまうというのは、何とも言えない寂しさがあります。

 とはいえ、道場移転はターザン後藤一派躍進の為の一大プロジェクトであり、寂しいからと言って立ち止まってはいられません。
 後藤一派、そしてリー自身の更なる飛躍のために、前に進んでいくしかないのです。

 と言う訳で、数々の激闘が繰り広げられた春日部インディーズアリーナでプロレス興行が行われるのはあと一回だけ。
 12月11日(日)午後2時から行われる後藤一派ファン感謝興行を以て、インアリの歴史は幕を閉じる事になります。
 同大会にはもちろんリー・ガク・WHO?も出場。インアリ最後の日を勝利で飾るべく、現在猛特訓中!結果は次回報告しますが、興味のある方は是非御来場下さい。お待ちしています。
  
(続く)